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2ndセメスターの時間割

New York Study tripから帰ってきた翌々日から2ndセメスターが開始されました。

ちなみに妻の清華大学の方は来週から授業開始なのですが、先週はMITの教授による集中講座が月曜から木曜まで開催されており、毎日朝早くから通学をしていました。
清華大学MBAはMITとプログラム提携をしているので、このように頻繁に教授陣がやってきてセミナー、講義、集中講座を開いてくれるのは非常に優れた点だと思います。
もちろんトピックによっては個人的な関心を示すことが難しいものもあるようですが、中国に居ながら欧米MBAの雰囲気も併せて嗅ぎ取ることができるのはよい刺激なのではないでしょうか。

前回までの記事の通り私はbreak期間中ほとんど北京におらず、クラスメイトもそれぞれ帰国したりしていたのでほとんどのクラスメイトに会うのは1ヶ月以上ぶりで、Winter break期間中の話に困ることのない1週間でした。
中国人クラスメイトの私への関心は「ニューヨークどうだった??」なのですが、正直ニューヨークは街としては「あー、やっぱり都会だね、テレビでみたことあるある」というもので新鮮さよりもむしろ確認してきた感じだったので、同じくbreak中に旅行したネパールほどの驚きはなかったのです。
だから「いやいや、それよりもネパールの方がさ、、、」と話を振ってみてもあまり関心を示してはくれず、正直寂しい思いはありました。。。
クラスメイトの行き先人気としては、マレーシアがトップで私含め1割以上が行っていたと思います。
暖を求めて、、、ということと、今年はタイのデモが影響をしているようで、タイに行く予定にしていた人間が急遽行き先を変更した模様です(とは言えこのご時世の中でもタイ、しかもバンコクを旅行してきたクラスメイトも何人か居ますが)。

2ndセメスターがはじまり1週間が経ちました。
今学期の最初の数週間の時間割は以下の通りとなっています。

2nd Semester (w1_w5)
↑クリックで拡大します

特徴としては、前学期は1つの科目が3時間で週1だったのに対して今学期は2時間で週2になっているということです。
単純に1時間長くなっているのですが、個人的には2時間程度の授業の方が集中出来るので、こちらの時間割の方がありがたく、かつ1つの科目当たりの時間数も週1時間多くなっていることから、前学期では「1科目あたりの授業時間数が少ない」と感じていた私に取って喜ばしいことと受け止めています。

各科目については追って感想を述べて行きますが、授業名をみただけでも「ようやくMBAらしくなってきた」という思いがあり、また今学期はExchange Studentが多く来ており急にラテン系やアングロサクソン系の学生が多くなり、これもまたMBAっぽくなってきたと感じさせてくれています。
また、今学期も5つの科目全てでスタディグループが異なるという非常に厄介な問題を抱えたままなのですが、ある科目のグループにおいてミラクルが起こったので、それも併せて報告したいと思います。

クラスメイトの多くは次のセメスターではDouble DegreeやExchangeで別の大学に行くため、この学期が一緒に過ごす最後の時間となる人が多いです。
ぼーっとしているとあっという間に時間が過ぎていくことは前学期でも学んだことなので、今学期は彼らとの貴重な時間を含めて1日をより大切にしていきたいと、また今だけの決意表明をしておきます。
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NY Study Trip(詳細)

前回予告どおり、New York Study Tripの詳細についての記事です。
大きく3つのアクティビティに分かれます。

1. 講義
今回のStudy Tripは場所がニューヨークということもあり、学校側としてテーマを「金融」にフォーカスをおいてくれたようです。
そして金融に強いとされるコロンビア大学やニューヨーク大学の講師を招聘して
5つのトピックについて講義頂きました。

1) Private Equity
2) Chinese Investment in the U.S.
3) Monetary / Fiscal Policy
4) US equity market
5) Corporate Credit Scoring model

内容はどれも金融をバックグラウンドに持つ人にとっては初歩的なものだったと思います
(実際、中国人学生の間ではそのような会話がなされていたよう)が、
そうでない私のような人間にとっては、1stセメスターで金融関係の授業が無いためかなり理解が難しかったです。。。
その中で、前回も述べた通り1)のPEに関する授業はPEで酸いも甘いも経験した講師による話が聞け、
「あ、PEっていう結構面白そうな世界があるもんだな」と気づかせてくれたのが
今回私にとっては最大の収穫ではなかったかと思います。
逆にPolicy関連については期待していたものの、講師側の準備不足とも取られかねない出来の講義であり、「米国の講師でもこのレベルは居るんだな」というのを気づかせてくれたことが収穫です。
この講義、従い内容は正直あまり覚えていません。。。

P1070622.jpg
↑5)の講義です

2. 企業訪問
今回はFederal Reserve bank of New YorkとBloombergの2社の訪問でした。
Federal Reserveは、日本で言うところの日銀ですが、
アメリカの場合は12の分行に分かれており、その中で最大の権力を持つのがNY店とのことです。
ここで、Market Operationを担当する方からの話を聞くことができました。
話は彼ら(スピーカーは女性でしたが)の業務内容や最近のオペレーションのトレンドについて語られたのですが、とにかく英語が早すぎてついていくのがやっとでした。
ネイティブスピーカーですら「早い」と感じるくらいですから。。。

Bloombergについては何か得たものがあるか、と言われると難しい所です。
単なる会社紹介に終わった気がしました。

DSC_2964.jpg
↑Federal Reserve Bank of New York

DSC_2992.jpg
↑中には入っていないけどNY証券取引所

3. その他
1) Alumniとの交流イベント(コロンビア大学)
2) ディナークルーズ
3) 軍校(West Point)訪問
4) 買い物(アウトレットモール)

1)は、中国人学生向けのイベントだったようで、全てが中国語で行われました。
そのため私は途中で抜けてコロンビア大学ビジネススクール(CBS)に通う日本人学生との交流を個人的にしていました。
この交流会、パネルディスカッション形式で行われて、パネラーはCBSの中国人学生(一部の人は北京大学卒業)であり、中国のスーパーエリートやばりばりのキャリアウーマン(かつアントレプレナー)までそろっていました。
通訳を通じて一部彼らのやり取りを聞いていたのですが、
やはりパネラーのハングリー精神は我々北京大学学生というよりも日本人として見習うべきところがあると感じる、かなり熱いディスカッションでした。
特に女性のアントレプレナーの方の反骨精神はすごいものがあり、中国では受験に失敗して良い大学に入ることができなかったことをさんざん両親から責め続けられたため、それを見返す為にアメリカに来て、CBSを卒業し、起業して見返したというサクセスストーリー(?)には聞き手のやる気をかなり喚起してくれた模様です。
実際、ディスカッション終了後も1時間程度彼女を囲う輪は切れることはありませんでした。

DSC_2953.jpg
↑欧米の大学っぽい、重厚感あふれる感じ

DSC_2962.jpg
↑パネルディスカッション

2), 3)は、アメリカに来ることがなかなか難しい中国人向け(VISA発給は意外と面倒なようです)のものなので、まあ普通の観光です。
とはいえ、クルーズで見ることができたライトアップされた自由の女神には、約30年前に「アメリカ横断ウルトラクイズ」を見てこの地に憧れた人間にとっては感慨深いものがありました。

DSC_3063.jpg
↑ライトアップされた自由の女神。この下でクイズをしたかった。。。

また、West Pointというアメリカ陸軍士官学校の見学もできたのですが、
設備の重厚さと、スーパーエリート教育(文武両道)を施される為に、ここを卒業した人は
軍を退役したとしても一般企業から引く手あまたであるとの話が印象的でした。
ビジネスで使われる「戦略」とはそもそも文字通り戦争のためのものであり、
士官学校に通う学生はその「戦略」をここで徹底的に叩き込まれるため、
それをビジネスに応用することは容易いことと、
上級士官は数千名の兵士を統率する必要があることから強いリーダーシップを求められるため、
それは企業においても通用するものであることが理由であるようです。
「不毛地帯」の世界観を垣間見た気がしました(別に学校が雪に覆われていたことが理由ではありません)。

DSC_3102.jpg
↑West Pointの校舎(宿舎??)

4)は同じくなかなか来ることが難しい人向けにセットされたイベントだろうと思います。
逆にこれが撒き餌となって中国人学生の参加者が増えたのだろうと推測しています。
それくらい彼らの買い物意欲は凄まじく、一体どれだけの人から買い物を頼まれてきたんだろう、
と不思議になるくらいの散財の仕方でした。


というわけで、詳細と言いながらざっと振り返ってみました。
今回のNY Study Tripは北京大学MBAのNYオフィス(そんなものがあること自体驚きですが)が企画した初めてのイベントであったため、日本人からしたらまだまだオーガナイズされ切っていない部分が多く見受けられました。
企画としては悪くないと思いますので(しかもこれで単位ももらえる!!)、その辺りをフィードバックして改善を求めていきたいと思います。

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New York study trip所感

前回の記事の通り、先週は大学のStudy tripでニューヨークに行ってきました。
滞在期間中の更新も考えていましたが、意外と夜遅くまで予定が詰まっており、
結果やはり更新できませんでした。。。

詳細は次回にまわし、今回は全体の感想を述べることにします。

1) 授業はまあまあよかった
こういったStudy tripの場合、授業は得てしてメインのアクティビティになり得ず、
company visitなど現地の視察することが重要であると理解しています。
というのも、1講師3時間の講義では伝えられることが限られるのではないか、と。
しかし、今回に限って言えば「当たり」の授業が多かったように思います。
今回のStudy tripは場所がNYということもあり全ての授業は「金融」をテーマにしています。
私が金融バックグラウンドを持っていないこと、かつMBA本科でまだファイナンスを取っていないことから今回のStudy tripの授業内容が基本的であっても私に取っては面白く感じただけかもしれませんが。
中でもPrivate equityの戦略に関しては「へー、やっぱ金融の人は頭いいね」と感じさせるものがありました。
卒業後の進路に全く頭になかった選択肢が0.001%位は浮上してきたような気がします。
2ndセメスターではこのあたりを意識しながら取り組んでみたいと思いました。

2) コネクション作りがハンパではない
これはとある学生だけに当てはまるのかも知れません。
2日目の講師を勤めた方は現在コロンビア大学でも教鞭を取っている、米中関係のコンサルティングをされている方で、自分の講義の後も何故か我々の課外アクティビティに参加してくれていました。
事前に配布された講師のプロフィールからかなりの人脈を持っていそうなことは読み取れ、
そこに目を付けたかどうかは知りませんが、
Study tripに参加しているある学生は、講義の休憩時間、我々の課外アクティビティへのアテンドの間、
その講師をずーっとマークしており、終いにはダンスを一緒に踊るまでになりました
(注:講師は70近い男性で、学生は女性です)。
彼女はStudy trip翌々日までNYに滞在する予定であり、どうやらStudy trip外で会う約束を取り付けた模様です。
人脈作りにアグレッシブな中国人の本領をかいま見た気がします。

3) 買い物の量がハンパではない
旅程の中になぜか、NY郊外のアウトレットモール訪問が含まれていました。
何のことか行く前は全くわかっていませんでしたが、結局普通の買い物でした。
ただ、ほぼ全ての中国人学生(つまり私以外)にとってのこの旅行の主目的は買い物にあったと言っても過言では無いくらいの気合いの入り方でした。
Samsoniteでスーツケースをいくつも買い、その中に詰められるだけ買った品物を詰めて帰る様は、
きっと2-30年前のバブル期の日本人はこうであったのだろう、と想起させる様子でした。
とは言えこのアウトレットモール、確かにとんでもなく安く、
USブランド(バーニーズニューヨーク、ブルックスブラザーズやトゥミなど)は50-70% offで、
日本で買うのがばからしくなる値段設定です。
と言う訳で私も卒業したら使うであろうブリーフケースなどを買って帰ってきました。

ちなみに、とある学生(前述とは別)は最終日午前の講義をさぼって
5番街まで繰り出してPRADAやらGucciやらの袋を大量にぶら下げて、
同日午後からの会社訪問に加わるという(私からみたら)離れ業をやってのけました。


というわけで、次回はNY study tripの詳細について書きたいと思います。

DSC_2800.jpg
↑tripとは何も関係ないけど、とりあえずTimes square

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結局1ヶ月空けてしまいました。

前回の宣言通り、北京を離れている間はネット環境へのアクセスが困難であったことと、
それを理由に更新をさぼってしまった結果、1ヶ月更新できませんでした。。。

l_113.png


そんなことをしているうちに、早くも再来週17(月)から2ndセメスターが開始されます。
このウインターブレイクの間に、Elective classの選択などのイベントもありましたが、
ネット環境に不自由していたために大してシラバスも読まずに
「日程だけで決めてもだいたいオッケーでしょう」くらいのノリで選んでいました。
Elective class選択以外にも、ブレイク期間中にもMBAオフィスからは結構重要なメールが来ており、
「こんなメール、ブレイク期間中に送られてきてもほとんど人が対応出来ないよ」
という理不尽なものもあり、中国のBureaucracyに慣れたつもりの私でしたが、
まだまだ修行不足を痛感させられています。

さらに、旅の途中でPCのディスプレイが多量の荷物により圧迫された結果、
壊れてしまうというアクシデントに見舞われ、
北京に戻ってきてからしばらくの間は、TVをディスプレイ代わりに使用していました。

Display1.jpg
↑こんな状態でした

Display2.jpg
↑なので、こんな感じで使っていました。

そして、2ndセメスターが始まるまでの1週間ですが、
私は大学が主催するStudy Tripなるものに参加することにしており、
アメリカ・ニューヨークに来ています。

こちらに関しては記事をアップできるよう、
時間をうまく工面したいと考えていますが、前科があるので果たしてできるか否か。。。

P1070071travel.jpg
↑まだ見たこと無いので、是非見てみたい。

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プロフィール

BigTree

Author:BigTree
2013年秋から中国・北京大学のMBAに進学します。同時期に妻も中国・清華大学のMBAに進学します。2014年9月からは香港・香港中文大学 (CUHK) Business Schoolに交換留学します。本ブログでは、中国MBAの様子、夫婦でMBAを取ることについて綴っていく予定です。

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