fc2ブログ

Field Business Study in Mainland Chinaについて

明日から始まるField Business Study in Mainland Chinaのために、本日上海を経由して蘇州に入りました。これから1週間、ほぼ毎日この地域の中国企業を訪問し続けます。実は上海トリップは北京大学でもあったのですが、私はそのタイミングで個人的な旅行をしていたため不参加にしてしまいました。
ただ、北京大学のトリップと今回ので異なる点は、前者がインターナショナルカンパニーの中国拠点(Microsoft, Walmartなど)がほとんどであったのに対して、今回の訪問先は全て中国オリジナル企業です。こちらの方がより中国色が強くなっており、中国企業がこれからどのようにして中国市場および海外市場を狙っていくか、といったところに焦点を当てて研究していくことになるかと思います。

092-1.jpg

Macをお使いの方なら既に経験されているかもしれませんが、OSをYosemiteにアップデートしたところ、 VPNが全く繋がらなくなってしまいました。
というわけで、上海滞在期間中はアップデートが難しそうです...。

上海トリップの様子は香港に帰ってきた後のご報告となります。
スポンサーサイト



テーマ : 香港
ジャンル : 海外情報

MBA officeにInviteされたランチについて

今ターム唯一あった最終試験も終了し、あっという間にExchange periodも終わりに近付いてきました。

そんなタイミングでMBAオフィスからExchange studentで都合がつく人が呼ばれて一緒にランチをしてきました。場所はこちら。

la terrazza bar & grill
091-1.jpg

MTR沙田駅のすぐ近くにあります。
最初は広東料理を期待していたのですが、オープンなテラスに迎えられてすっかり期待は外れてしまいました。

今回集まったのは、私の他にSpainのESADEから来られている日本人の方を除くと全て中国大陸からのExchnage studentでなぜかMBAオフィスは4人も来ていました。
MBAオフィスもほとんど普通话を話せるので、必然的に会話は普通话が多くなります。
オフィスの人たちは私が北京大学から来ておりかつ普通话を勉強していることを知っているので、普通に話しかけてきます。しかしこちらに来てから勉強は続けてはいるもののいかんせん聞く・話す機会がめっきり減ってしまったため、周りががやがやした中でのリスニングは相当ハードです。
それでも私もせっかくの練習の機会なので、簡単な受け応えは普通话で行いました。
オフィスからは「おお、だいぶ話せるようになったね」とお褒めの言葉もいただいています(もちろん社交辞令ですが)。
とはいえ、集められた目的の1つにはおそらく我々Exchange studentがCUHKでの学びについてどう感じたかのフィードバックを得ることがあるはずなので、真面目に答えなければいけないところはやはり英語にならざるを得ません。
また別の機会にまとめることになると思いますが、もう一人の日本人の方とも話していたのは「CUHKのハードは相当にレベルが高い」ということです。彼曰くESADEよりも優れているとのこと。私は数回しか利用していませんが、例えば図書館について言うと、蔵書の数、勉強スペース、会議スペースの広さ、Wifiネットワークの充実ぶり、そして設備のきれいさには目を見張るものがあります。学生が家ではなくここで勉強する気持ちがわかります。
そんなフィードバックをしてあげると、オフィスの方も喜んでいました。

そんな話をしながら、こんな大きなステーキを久々に食べてしまいました。

091-2.jpg

091-3.jpg

最後にMBAオフィスからはこんなプレゼントをもらってしまいました。
091-4.jpg

先日学内のGift Shopで別のピンバッジを購入したのですが、それはCUHK全体のものでMBAのものはそこでは販売していませんでした。こちらの方がスマートで格好良く、非常にうれしい贈り物です。
ですので、さっそくカバンにつけてみました。

091-5.jpg

こうやってExchange Studentのケアも怠らないところは正直北京大学MBAオフィスも見習うべきだろう、と感じますね。しょせんMBAだってビジネスですから、クライアントに気持ちよく帰ってもらい、Reputationを高めてもらう努力をするべきだと思うのです。

テーマ : 香港
ジャンル : 海外情報

Exchange programの終盤戦について

いよいよ約3か月におよぶExchange Programも残り1か月を切る段階に入ってきて、各教科のアウトプット要求が慌ただしくなってきました。

1) Managing Supply Chain in China
最後の授業でグループごとのプレゼンを行います。
プレゼンのテーマは、「中国におけるサプライチェーン」で、自分たちで企業を選んでその企業がかかえる問題点およびそれに対する改善点をあげることになっています。
私のチームは他2名がパートタイムの香港人学生のため、全くミーティングをする時間が取れずにここまで来てしまっています。感覚として、やはりパートタイム学生はフルタイムの学生ほど授業に対してアグレッシブでなく(実際授業料も安いですし、職はありますから)、そのためフルタイムのノリで成果物を求めても拒否反応を示すか、仕上がりが低レベルかのどちらかです。
正直頭の痛いところですが私がプレゼンのフレームワークを作って投げて、それに見合うファクトを持ってきてもらって改めて構成を考えるという作業を繰り返していく方法(私がマネージャー的ポジションで動く)が最もリスクを避けられる方法か、と思っています。

2) Strategic Management
同じく最後の授業でグループごとのプレゼンを行います。
こちらは一度中間プレゼンを行っているのでまだマシですが、Exchange Student 3名とパートタイム2名のためやはりまとまりがなく、とはいえ時間が無いながらもWhatsAppなどを使ってなんとか意思統一を図ろうと試みています。こちらはパートタイムだから、というわけではなく、授業に対する姿勢にも好感は持て、アイディアも豊富なのですが、仕事が若干雑なところがあり、、、その辺りは私の価値を発揮するところなのかもしれません。

3) Corporate Risk Management
こちらは最終前のクラスで期末試験、最後のクラスでグループプレゼンを行います。
こちらは企業を1つ選択して、対象企業のリスクマネジメントについて、授業で得たフレームワークを用いて分析を行うことが要求されています。
こちらはフルタイムのインド人2名が積極的に参加してくれているので私もやる気が出てきたこと、私自身が授業の終盤になってようやくこの分野の面白さがわかってきたので改めて教科書を読み直したりしていることなども相まって、アウトプットは良好です。
問題は試験をどう突破するかでしょうか。

088-01.jpg

これら3つの講義が終わった直後には上海スタディトリップも待っており、その準備(訪問企業分析)も行わなければなりません。これまで比較的香港をエンジョイできていましたが、勉強に加えて香港を離れる前に会っておきたい人も多くいるので、これから2週間はなかなかタフな日々が続きそうです。

テーマ : MBA
ジャンル : 学校・教育

授業以外でのMBAっぽい勉強について-2(プレゼンテーション)

以前の記事に続いて、今回はプレゼンテーションに関して、勉強に使用している書籍を紹介したいと思います。

私の個人的な意見ですが、プレゼンテーションを構成する要素は大きく3つあると考えています。

1) ストーリー作り
2) マテリアル作り
3) デリバリー(実際のプレゼン)


このうち1) ストーリー作り、2) マテリアル作りについては、MBA前のコンサル時代に多くの報告書を作ったおかげで基本的なノウハウは体にしみ込んでいます。ただ、コンサルタントが作るマテリアルはいわゆる「レポート」的な作りになるため、スティーブ・ジョブスのような「ショー型」のマテリアルではありません。スティーブ・ジョブス型のプレゼンをする機会(新商品の紹介など)の経験がないし、今後もそのような職種につくかどうかは不明ですが、1), 2)についても違う角度から勉強する必要があると思っています。

0) 全般

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
(2004/02/01)
高田 貴久

商品詳細を見る



スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンスティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
(2010/07/15)
カーマイン・ガロ

商品詳細を見る


この2冊が基本になるかと思います。
1冊目はコンサルタントが書いた本らしく、いわゆる「報告書型」のプレゼンテーションを学ぶための書籍としては最も優れているのではないかと思います。プレゼンテーションのみならずコンサルタントとしての基本動作的な部分にも触れるため以前読んでいましたが、改めて読み直すとまた違った発見があり、重宝しています。

スティーブ・ジョブスの本はあちこちでも紹介されている通り、彼のプレゼン(キーノート?)をここまで分析している本もなかなか無いと思われ、これとYou tubeで彼の実際のプレゼンを見ながら勉強する事で、彼の間やイントネーションのウラにある意図の理解が深まるものと思われます。

1) ストーリー作り
上記2冊で十分だと思います。

2) マテリアル作り

プレゼンテーションzenプレゼンテーションzen
(2009/09/04)
Garr Reynolds、ガー・レイノルズ 他

商品詳細を見る

こちらはスティーブ・ジョブスのようなマテリアルを作りたい、と言う人に是非とも読んで(というより眺める?)いただきたい本です。文字のバランスや配色についてもいいイメージをつくることができると思います。

3) デリバリー
私に最も不足しているのはこの部分であるのですが、どの本がいいのかはまだよくわかっていません。ここ最近読んだ本は以下の通りです。

ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

商品詳細を見る



伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

商品詳細を見る


上はプロの講演家の方の本らしく、登壇前の準備について自分の準備だけでなく会場や聴衆に関する確認事項、登壇中の振る舞いについてまで詳細に書かれています。基本的なことばかりですが、おろそかにしがちなことが多く、「あぁ、こういうことあるよね」という失敗を未然に防ぐためにはマスターすべき1冊ではないでしょか。

下は池上彰氏の本の中でも秀逸の本だと思っています。小学生向けのニュース番組を長く提供されてきた方だけあって、「わかりやすく伝える」とはなんぞや、という点に関してはこの人の右に出る人は日本にはいないでしょう。「わかる」ということは何か、わかりやすく伝えるためにどんな言葉を選べばよいのか(日本語ですが)、意識するしないでは結果は大きく変わるものと思います。

書籍意外では、ベタですがTEDの中の優れているとされるプレゼンを見ています。英語の勉強も兼ねて、なるべく英語ネイティブスピーカーの癖のない英語を話す人の中で優れたプレゼンを見るようにしています。まだそれほど多くのプレゼンを見たわけではないですが、これまで見た中ではダニエル・ピンクの"The puzzle of Motivation"です。

これらを吸収した上で、授業内で得られるプレゼンの機会を活用し練習していきます。

テーマ : MBA
ジャンル : 学校・教育

北京大学と清華大学の新しいプログラムについて

あっと言う間に11月に入ってしまいました。
しかし香港はまだまだ暑い日が続いており、朝晩はすごしやすいもののそれでも半袖短パンで過ごすことも可能な気候です。秋らしさが全くないのですが、北京のように夏から一気に冬に変わるよりははるかにましで、香港に来てよかったと思えることの1つです。

最近、北京大学から新しいデュアルディグリープログラムが開始されることが発表されました。今年から始まった清華大学の新しいプログラムと併せて紹介したいと思います。

■ ESADE - Guanghua Dual MBA Program
スペイン・バルセロナにあるESADE Business Schoolと北京大学・光華管理学院とのデュアルMBAプログラムが2015年から開始されることとなりました。

ESADE側のリリースはこちら
北京大学側のリリースはこちら

ヨーロッパのMBAを目指す人には馬の耳に念仏ですが、ESADEはFT MBA Ranking '14で22位にランクされており、ダイバーシティの点ではヨーロッパNo.1とされるビジネススクールです。ESADEから香港中文大学にExchangeで来ている日本人の方がいらっしゃるのですが、その方曰く「アントレプレナーシップに強」く、スペイン語圏であることから、アジアのMBAではなかなかお目にかかることが無い南米大陸からの留学生が多くいるようです。

これで北京大学・光華管理学院が提携しているデュアルMBAプログラムは10となり(アメリカ2, カナダ1, フランス1, ドイツ1, スペイン1, シンガポール1, 韓国2, 日本1)、MIT Sloan (Master of Science in Management Studiesで、MBAではない)を入れると11のデュアルディグリープログラムが来年から提供されることになります。
私のクラスからは多くの中国人が取っているのですが、留学生も3名がフランス・ESSECとシンガポール・NUSに行っています。ただ留学生に関して言えば、もともと「中国について学びたい」から北京に来ているので、デュアルディグリーを選択する人の数はそもそも少ないのですが、「中国について学びたいけれど、欧米のMBAも経験したいよね」という人にとってはまた1つ魅力的な選択肢が増えたと思います。さらに言うと、1年目を北京大学から始める場合には1年目の授業が始まってからアプライが始まるので、北京大学からオファーをもらってから授業が始ってからしばらくの間の数ヶ月をプログラム選択にあてられます。また各提携大学がインフォメーションセッションを北京大学の学生だけのために行ってくれるので、得られる情報の量は日本で得られるものよりも多いのではないでしょうか。

■ Tsinghua - MIT Global MBA Program
こちらはすでに今年の9月から開始されているのですが、清華大学MBAは今年からGlobal MBA Programと称し、これまでFull timeでは中国語クラスと英語クラスで分かれていたものを統一して、基本的に全ての授業は英語で行い、Electiveで中国語で行われる授業を取る事ができるようになったようです。また、それに併せてこれまで以上に両大学間のスタッフの交流を活発にすることが謳われています。文字通り"Global Program"に向かっているようです。
個人的には、この"基本は英語、Electiveで中国語の授業を取れる"というシステムは非常にうまく働くような気がします。海外には出ずに中国でのし上がろうとする中国人はわざわざ英語で授業を受ける必要はなく、これまでこのような学生は中国語クラスに属していたのですが、それが混成される事によって特に中国人同士の選考が厳しくなり、結果学生の質が全体的に向上するような気がするのです。

北京の2つのMBAプログラムにおける新しい取り組みを紹介させていただきました。Intake 2014では日本人留学生は2校併せて1名と聞いていますが、これらの取り組みが広く知れ渡ることによってこの2校が選択肢の1つに加わることを願います。

テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

プロフィール

BigTree

Author:BigTree
2013年秋から中国・北京大学のMBAに進学します。同時期に妻も中国・清華大学のMBAに進学します。2014年9月からは香港・香港中文大学 (CUHK) Business Schoolに交換留学します。本ブログでは、中国MBAの様子、夫婦でMBAを取ることについて綴っていく予定です。

検索フォーム
カテゴリ
カレンダー
10 | 2014/11 | 12
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
QRコード
QR
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる